育児情報

育児中に両手首が痛い!それって腱鞘炎かも!?腱鞘炎の原因と対処法

「手首が痛くて、赤ちゃんを抱っこできない・・・」

「最近、手首がだるいし、なんか痛い気がする」

産後、手首に違和感を感じたり、痛くなったりすることありませんか?

それ、もしかしたら腱鞘炎かもしれないですよ!

腱鞘炎になってしまうと、手首が痛くて家事にも支障が出てきますよね。

ましてや両手首が痛くなってしまったら、赤ちゃんのお世話もツラくなってしまいます。

そこで、今回は腱鞘炎の原因と対策をご紹介します。

腱鞘炎の原因

産後の腱鞘炎は、ある日突然発症するわけではありません。

最初は、手首がだるいなどの違和感や不快感から始まります。

それを放置していると、少しずつ痛くなり、一気に悪化して痛みが強くなるそうです。

産後の腱鞘炎には主に2つの原因があります。

手首の使いすぎ

腱鞘炎の1番の原因は手首や指の使いすぎです。

産後は、オムツ替え、授乳、抱っこなど、手首を酷使しています。

授乳は、母乳なら一般的に3時間おきと言われていますが、実際は1時間おきだったり、30分以上授乳(私は毎回1時間近く授乳してました・・・)していたりしますよね。

授乳のときに赤ちゃんを支えるために、手首に余計な力が入ってしまうことがあります。

また、赤ちゃんを長時間抱っこすることもありますよね。

抱っこして寝かせて、ベッドや布団に降ろしたら泣いて起きて、また抱っこして寝かせるの繰り返しもしょっちゅうです。

赤ちゃんを抱き上げたり降ろしたり、長時間抱っこしたりと毎日手首が酷使されて、負担がかかっています。

女性ホルモンの影響

女性の腱鞘炎にはホルモンバランスも影響すると言われています。

妊娠・出産のときに多く分泌される女性ホルモン(プロゲステロン)は腱鞘を収縮させる作用があるとのことです。

プロゲステロンが腱鞘を狭くすることにより、腱鞘炎を引き起こしやすくなるそうです。

閉経の時も女性ホルモンのバランスが変わるので、腱鞘炎の発症が多くなると言われています。

腱鞘炎を悪化させない対処法

では、腱鞘炎を悪化させないためにはどうしたらいいでしょうか?

1番の方法は、手首を使わないで休ませることです。

でも、赤ちゃんのお世話や家事などやらないといけないことはあって、なかなか休めないママもいますよね。

そんな方は下記の対処法を試してみてください。

抱っこの仕方を変える

赤ちゃんを抱っこするとき、特に首すわり前の赤ちゃんを抱っこするときは、赤ちゃんの首や頭を手のひらで支えることがあると思います。

でもそうすると手首に負担がかかってしまうのでよくありません。

抱っこするときは、腕全体を使って頭を支えるようにすれば、手首や指の負担を軽くすることができますよ。

また、抱っこ紐を活用すれば、両手も自由になり手首や指への負担がかかりません。

私も、3人の子育て中、なんども手首の痛みを感じたことがありました。

そんなときは家でも外でも、ちょっとの時間でも長時間でも、抱っこ紐を使って抱っこしていました。

そのおかげで、手首の痛みがひどくなることがありませんでしたよ。

授乳時のクッション

授乳時はクッションを使いましょう。

月齢が小さい赤ちゃんだと直接抱っこして授乳するのは、体の変なところに力が入ったりして、手首や腰など体のあちこちが痛くなることありませんか?

私も、赤ちゃんの体がある程度大きくなるまで授乳クッションは必須でした。

また、他にも色々な工夫をしてママがラクな体勢でいられるようにしたらいいと思います。

私が実践した授乳時の工夫
  • 授乳クッションと赤ちゃんの頭の間にタオルなどを入れて赤ちゃんの頭の位置を自分の胸の高さに合わせる
  • ソファの背もたれと背中の間にクッションを入れて、浅く座っても寄りかかれるようにする
  • 授乳クッションがないときは、タオルやおくるみなどを赤ちゃんの頭を支えている腕の下に敷き、赤ちゃんの頭の位置を高くする

赤ちゃんが小さいうちは授乳の回数も頻繁です。

だからこそ、ママが体に力を入れずにリラックスできる体勢で授乳することが手首や指への負担を減らすことにもなります。

無理な体勢での授乳は、腱鞘炎だけでなく肩こりや腰痛にも繋がるので注意ですよ!

サポーター(リストバンド)

手首にサポーター(リストバンド)を使うのも有効的です。

サポーターを使うことで手首が固定されるので、無駄な動きを防ぐことができます。

無駄な動きを防ぐことによって、手首や指への負担が減ります。

また手首を固定することで、痛みも軽減させることができますよ。

ストレッチ

腱鞘炎を緩和させるためにストレッチをするのもオススメです。

簡単なストレッチはじゃんけんの「グー」「パー」を繰り返すストレッチです。

グーパーストレッチ方法
  1. 両腕を前に出す
  2. 手のひらを上げて「グー」「パー」を繰り返す
  3. 最初はゆっくり少ない回数で、慣れたら回数を増やしていく

※入浴中や入浴後は筋肉が柔らかくなって、ストレッチしやすいです

早めに医療機関へ

今回ご紹介した対処法は、腱鞘炎を緩和させるためや、腱鞘炎の予防に効果があるものです。

痛みが強い場合は我慢せずに、なるべく早く整形外科や整骨院など医療機関に行って適切な対処を受けるようにしましょう。

湿布やテーピングなどの有効な使い方も教えてくれるし、授乳中でも使える痛み止めを処方してくれます。  

まとめ

いかがでしたか?

育児中に起こるトラブルの1つ、腱鞘炎の原因と4つの対処法をご紹介しました。

  • 抱っこの方法
  • 授乳時のクッション
  • サポーター
  • ストレッチ

赤ちゃんのお世話している中で、手首に違和感を感じたり痛みを感じたりする方も多いのではないでしょうか?

私は子供が3人いますが、3回とも手首に痛みを感じて抱っこがつらい時がありました。

違和感や痛みを感じたら、4つの方法を試してみてくださいね!

あとは、医療機関で適切な処置を受けるのも忘れないようにしましょう。

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